2025.11.21
相続不動産トラブル 事例紹介
【事例①】売りたい長男 vs 売りたくない長女 ― 3年間放置された実家
■状況
相続財産は、地方にある築40年以上の実家のみ。
長男は「維持費がかかるので売りたい」、長女は「思い出があるので残したい」と意見が対立しました。
■起こった問題
- 3年間、話し合いがまとまらず放置
- 草木が伸び放題 → 近隣から苦情
- 雨漏りが発生し、修繕費が数十万円に増加
- 売却価格も放置期間中に大きく下落
■ポイント
対立を放置すると、資産価値は間違いなく下がる。
意思決定ができないことが、最も大きな損失につながります。
【事例②】兄は住みたい、弟は現金が欲しい ― 価値の分け方で調停へ
■状況
相続財産:
・実家(評価1,000万円)
・預金500万円
兄は「実家に住みたい」、弟は「実家を売って現金で分けたい」という意向。
兄が実家を相続する代わりに現金で差額を払う提案もまとまらず、話し合いが長期化しました。
■起こった問題
- 実家と現金の“価値のつり合い”でお互い譲れなくなる
- 1年以上の話し合いの末、家庭裁判所の調停へ
- 時間・気力・コスト面で大きな負担
■ポイント
不動産と現金は価値の感じ方が違うため、感情がぶつかりやすい。
専門家による価値算定と第三者の介入が必要なケースです。
【事例③】遠方の相続人が管理できず、空き家化で大幅なコスト増
■状況
神戸の実家を相続したご家族。
相続人は三兄弟ですが、全員が県外に住んでおり、誰も管理できない状態でした。
■起こった問題
- 郵便物が溜まり、防犯上の危険に
- 近隣住民から「雑草がひどい」と苦情
- シロアリ・カビなどで室内が急速に劣化
- 売却時、修繕費とクリーニング費が余計に発生
- 結果として、売却価格が想定より100万円以上下がる
■ポイント
空き家放置は、持っているだけで資産が“負債”に変わる。
遠方の場合は専門サービス(巡回管理)が効果的。
■まとめ
相続不動産のトラブルは、
“資産の問題”ではなく、家族の価値観の違いから起こる問題です。
しかし、
- 事前の話し合い
- 不動産の正しい価値把握
- 専門家の関与
これらがあれば、ほとんどのトラブルは防ぐことができます。
関西不動産売買プラザでは、
相続不動産・空き家管理・売却・賃貸のご相談を随時受け付けています。
「うちのケースも似ているかも…」
と思われた方は、お気軽にご相談ください。



